2008年11月23日日曜日

書評というほどじゃないけれど・・・5

 今日紹介する本はこちらです。


 三木雄信著 「A4一枚勉強法」 日本実業出版社

 私はこの本をジャケ買いならぬタイトル買いしました。
 「なぜにA4?」
 この本を近所の書店のビジネス書コーナーで見つけたときの私の第一声でした。

 この本があった棚のまわりをよく見ると、本書とおなじように「A4~」というタイトルの本が意外に多いことに気がつきました。  

 そもそもA4とは、私たちの生活中でもっともよく使う紙の規格(つまり大きさ)で、国際標準でもあります。210ミリ×297ミリのものをこういいます。
 著者によると、頭を少し動かせば無理なく文字などの内容を認識できる「注視安定視野」がこのA4サイズとほぼ同じなのだそうです。だから見やすく頭に入りやすいそうです。 それに、A4サイズに書ける量ぐらいが実行するときにやりやすいのだそうです。
 確かに、米粒に書くような字で書かなければたいした量は書けませんので、ちょうどいいなと私も思います。

 そしてこの本は購入特典として、著者がなかで紹介している40枚!のA4シートをダウンロードすることが出来ます。
 パソコンとプリンターさえあればすぐにでも実践することが出来ます。

 この本はタイトル通り、A4シートを使って勉強を効率よく進めていこうという趣旨で書かれています。早い話、一度紙に書いてみようと言うことです。
 小学生の頃に書いた夏休みの計画表をイメージするとわかりやすいかもしれません。(実際、月次計画シートいうのが40枚のなかにあります)
 
 この40枚のシートというのはかなり多いですが、素人がフルマラソンをいきなり走れないから5キロ、10キロと距離を伸ばして段階を踏んでいくように、ちょっとずつ進めるようにという著者の工夫だと思います。
 このシートはかなり細分化されていますので、はじめから順番にする必要もなく、途中をつまみ食いできるので取りかかりやすいと思います。(順番にしたほうがいいものもありますが)

 この本もそうですが、最近のビジネス書や自己啓発本は「実際に目標を紙に書いてみよう」というものが多いのです。ちょっと前にNHKの夜のニュースで紹介されていたマインドマップもこの類のものですし、考えるだけよりもそれを書いて目に見えるカタチにしておくほうがいつも目標を意識できるのかもしれません。

 この本のA4シートもそのような思わぬ発見をするのに役立つと思います。(なにせ、40枚もありますから、きっと合うものが1つはあると思います)
 それに、実際に書いてみると道筋がハッキリしたような感じになってなんだか出来そうな気分になるから不思議です。あくまで気分ですが(笑)
 しかし、この「気分」というのは意外に大事なのではないかと思います。

 話しはズレますが、筋肉トレーニングも鍛える筋肉を意識してやるのと、ただ闇雲にやるのとでは3ヶ月もすればかなりの差となってあらわれると言います。(もちろん、意識した方が結果が良いです)
 紙に書き目に見えるカタチにしておいていつもそれを見ていれば、筋トレと同じで成功した姿をイメージしやすく結果的に良い方向へいくのではないでしょうか。手帳に夢を書くというのもきっとこの原理ではないでしょうか。

 この本は勉強について書かれていますが、応用で人生の目標や夢実現などにノウハウを使うことが出来ます。私もいくつかやってみましたが、なかなかおもしろかったです。
 上にも書いた通り、シートをダウンロードできるのから自分で作らなくて良いので簡単です。是非おためしください。
(効果があればまたここで書きたいと思います)

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