2009年6月2日火曜日

辞書を引こう! 7

 今回は「あれはこんな名前だったんだシリーズ」でお送りします。

 使用する辞書は「明鏡国語辞典 携帯版」です。

 1654ページから


 や-げん【薬研】  〔名〕  主に漢方で、薬種を細かく砕くのに用いる舟型の器具。内側のくぼみに薬種を入れ、軸のついた円盤状の道具で押し砕く。


 時代劇などで医者が薬草などを入れて、ローラーでゴリゴリ押しているあのお皿のことですね。

 それにしても、この「薬研」という漢字は職人気質を感じますね。

 薬を「擦る」、「潰す」、「混ぜる」という漢字はあてずに、薬を「研く」とあてているあたりにプライドを感じます。

 一般的にはなかなか目にすることはありませんが、時代劇などで見かけたらこの名前を思い出そうと思います。

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