今回は「あれはこんな名前だったんだシリーズ」でお送りします。
使用する辞書は「明鏡国語辞典 携帯版」です。
1654ページから
や-げん【薬研】 〔名〕 主に漢方で、薬種を細かく砕くのに用いる舟型の器具。内側のくぼみに薬種を入れ、軸のついた円盤状の道具で押し砕く。
時代劇などで医者が薬草などを入れて、ローラーでゴリゴリ押しているあのお皿のことですね。
それにしても、この「薬研」という漢字は職人気質を感じますね。
薬を「擦る」、「潰す」、「混ぜる」という漢字はあてずに、薬を「研く」とあてているあたりにプライドを感じます。
一般的にはなかなか目にすることはありませんが、時代劇などで見かけたらこの名前を思い出そうと思います。
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